「ほどなく、お別れです」 お薦めの物語です
「ほどなく、お別れです」これは、長月天音さんと云う作家さんが、ご主人の5年にわたる闘病生活、死別から2年をかけ書き上げた葬儀場が舞台の小説のタイトルです。
この小説を知り、手にとったのは、映画館の売店でした。今年2月に、この本を原作とした映画が浜辺美波さんと目黒連さん主演で、上映が始まったばかりの頃でした。
もともと読書が趣味で、特に最近は、話題のドラマの原作本を読む事が好きでしたので、迷わずその場で調達してしまいました。
文庫本4冊のシリーズでしたが、読み始めると続きが気になり、1月くらい掛かる事もあるボリュームを、数日で読破していました。
内容は、人よりも「気」に敏感な大学生の主人公がバイト先の葬儀社で故人と遺族の思いを繋ごうと心を尽くす葬祭ディレクターと出会い自身も最良の形の葬儀を目指し奮闘していく、という成長物語です。
人が亡くなる事は、時には、穢れと避けられてしまう事もあるテーマですが、主人公はじめスタッフの遺族に寄り添う姿に、心がとてもあたたかくなりました。
そして、普段当たり前のように日々を過ごしていますが、大切な人達との別れは誰にも決められない、突然訪れる事も多々あります。
いざという時が来ても後悔しないように過ごそうとあらためて思わせてくれたお薦めの物語です。

