【商工会職員コラム】AI研修を受講して見えた、これからの支援と働き方
先日、当商工会で実施された職員向け「AI活用研修」に参加してまいりました。
今回の研修の大きな目的は、生成AIの基本的な知識や実践的な活用方法を習得して自身の業務効率化を図るのと同時に、会員事業者様からのAI活用相談に対して具体的な提案や実演を交えた支援ができる体制を構築することでした。
受講前の私にとって、AIは「少し便利な検索ツール」という程度の認識でした。しかし、研修で実際に手を動かす中で、その意識は「AIを単なる調べる道具から、仕事を任せる相棒へ進化させる」という視点へと大きく変わりました。数十分で世界中から数値的エビデンスを集めてレポート化する機能や、面談メモから自動で支援レポートを作成するカスタムAI(エージェント)の仕組みなど、業務のスピードと質を劇的に変える可能性を実感いたしました。
研修の中で特に印象的だったのが「カレー作り」の例えです。材料を切って煮込むような「作業(作る工程)」はAIが自動化してくれるため、これからは「隠し味にハチミツを入れる」ような人間の『発想力』こそが差別化の鍵になるというお話でした。単なる事務作業に追われるのではなく、事業者様の悩みに寄り添い、新しいアイデアをともに考えることこそが、私たち商工会職員の本質的な役割なのだと再確認させられました。
今やAIは、仕事においても生活においても「あれば便利」なものではなく、「欠かせないパートナー」になりつつあります。
まずは私自身が業務で積極的にAIを使いこなして業務効率化を推進し、その実践ノウハウを蓄積してまいります。そして、会員事業者の皆様からのご相談に対して、実際の画面での実演や具体的な活用アイデアの提案を交えながら、デジタル化や業務改善を身近な立場から力強く伴走支援できる体制を整えてまいります。

